陶磁器(やきもの)について

陶磁器(やきもの)について

陶磁器(やきもの)について

陶磁器(やきもの)は、世界のどこで生まれたのかは定かにはなっていません。しかし約1万年前の土器も発掘されており、地球上に人類の文明が起こった場所では、ほぼ同時期に土器が存在していたことは確認されています。

人類の文明・文化の発達により陶磁器も発達していきます。はじめは、人類が火を使うようになって土だけを使って作られた土器。その後(といっても長い年月がかかりますが・・) 釉薬(ゆうやく)を使うようになり陶磁器(やきもの)は更なる発達をして行きます。

陶磁器の分類

現在、陶磁器は、世界中の作られた場所によって若干の違いはありますが、土器・b器・陶器・磁器4つの種類に分かれます。それぞれは、原料・釉薬・焼成温度・特徴などによって区別されます。

種類 原料 釉薬 焼成温度 特徴
土器   粘土(有色) 普通は無釉 800℃前後 透光性無し
素地は水を吸う
叩くと鈍音
b器 熔化赤色b器 b器粘土(有色) 無釉が多い
食塩釉
マンガン釉
1200℃〜1300℃ 透光性無し
素地は水を吸う
叩くと高音
普通b器 b器粘土(淡色)
陶器 粗陶器 粘土(有色) 灰釉・フリット・鉛薬 1000℃〜1200℃

透光性無し
素地は水を吸う

叩くと濁音

精陶器

粘土(白)
長石・硅石・陶石
石灰石・白雲石
フリット釉が多い 透光性無し
素地は少し水を吸う
叩くと濁音
長石質陶器 粘土(白)・長石
磁器 軟質磁器
ボーンチャイナ
タルク・フリット磁器
長石質
粘土(白)
長石・タルク・骨灰
硅石
陶石・カオリン
フリット釉
タルク釉
1250℃前後 透光性極めて大きい
素地水すわない
金属質の清音
硬質磁器
高火度磁器
普通磁器

粘土(白)
長石
硅石
陶石・カオリン

石灰釉 1300℃以上 透光性大きい
素地水すわない
金属質の清音
1200℃〜1300℃

世界の陶磁器を見比べてみる

日本 中国・朝鮮半島 中近東〜西洋
土器
縄文式土器 弥生式土器
縄文式土器 弥生式土器
土師器  
土師器  
彩文土器 有文土器
彩文土器 有文土器
無文土器  
無文土器  
彩陶土器 紅陶土器
彩陶土器 紅陶土器
黒陶土器  
黒陶土器  
陶器
自然釉 灰釉
自然釉 灰釉
三彩釉 緑釉
三彩釉 緑釉
古瀬戸 黄瀬戸
古瀬戸 黄瀬戸
織部 志野
織部 志野
灰色陶器 三彩釉
灰色陶器 三彩釉
緑釉  
緑釉  
ペルシア陶器 マジョリカ(伊)
ペルシア陶器 マジョリカ(伊)
緑釉(英) 無釉(独)
緑釉(英) 無釉(独)
ドイツ陶器 フランス陶器
ドイツ陶器 フランス陶器
イタリア陶器 イギリス陶器
イタリア陶器 イギリス陶器
磁器
有田磁器 瀬戸磁器
有田磁器 瀬戸磁器
白磁 高麗青磁
白磁 高麗青磁
釉裏紅 李朝白磁
釉裏紅 李朝白磁
釉裏青  
釉裏青  
ドイツ磁器 フランス磁器
ドイツ磁器 フランス磁器
イギリス軟磁器 イギリスボーンチャイナ
イギリス軟磁器 イギリス
ボーンチャイナ