開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その9
2008/07/03 12:04
そして新商品の商談会。
いやぁ〜百貨店の女性バイヤーには大好評でした!
やはり甘いものは女性に限る!!
皆さんよくわかってらっしゃる。
「○○のガトーショコラ食べました?」
「○○の新商品の限定ショコラが絶品でした!」
「新しくオープンした○○行きましたか?」と会場で盛り上がり、
そして皆さんに「この器で食べるとおしゃれですよね」
「アクセサリー並べているみたい」と、
コンセプトにも共感していただけました。
美味しいものをより美味しく、
楽しく召し上がっていただくためのツールが器だと思います。
そしてそれを作るには、やはり自分が一番楽しみつつ企画しないと、
お客様からの共感は得られないと本当に感じました。
直感と妄想を繰り返し出来たこのドット。
思い入れいっぱいのシリーズです。
〜 【プリティドット】編 おわり 〜
開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その8
2008/06/27 15:12
しかし、商品化はそんな簡単にはいきませんでした。
そこには社内の方々の高い壁が・・・
色々な感性をお持ちの方が多いですから。
中にはそんなに甘いもの食べない方も大勢いらっしゃいます。
一粒数百円もするショコラなんぞ食べません。
チョコレートなんかコンビニでも買い求められる商品でいいのです。
「こんな形を本当に作る意味があるのかい?」
「そんな高いもの食べる人が本当にいるのかい?」
・・・なかなか理解されません。
また別の方たちにいたっては
「マカロンって何?まころん?(仙台の銘菓)」とか言う始末。
こらー本当に食器メーカーなのー!!
今の食のトレンドをわかってよー!!
と力説してみたものの、多くの人には、今までに無いものを
受け入れるというのは、なかなか難しいこと。
ましてケーキなど子供のお土産に買って帰るもの、
程度の認識しかないわけです。
ここで製作は2ヶ月ストップ。
試作も進まず、ああだめかも、とあきらめていた時です、
ヒーローが現れて、奇跡の復活。
これがやりたい!の気持ちをなんとか社内の方たちに
理解してもらえました。
でも最後まで反対はありましたけど・・・
企画として幾分 説得力には欠けたかもしれませんが、
心の中に何故か根拠の無い自信だけはありました。
「とにかくこれですって!」と何度言ったことでしょう。
〜 【プリティドット】編 その9へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その7
2008/06/20 13:30
スイーツの邪魔にならず、なおかつ
より素敵に見せる絵柄(パターン)は
なんだろう?
ただの白いお皿ではつまらない。
NARUMIの伝統的な花柄が
わ〜っとなったパターンでは、
今のモダンなスイーツには似合いません。
大人っぽさもあり、
かわいらしさもある、それでいて
主役(スイーツ)の邪魔をしない器。
シンプルで単純なもの。
それでたどり着いたのが水玉(ドット)でした。
ドットは、大きさによって、ポップにも上品にもなり、
色使いによっても子供っぽくなったり、大人っぽくなったりします。
単純なパターンですが、一番今のスイーツに似合うパターンだと思います。
モダンでかわいい、を意識しながら、
色は黒・白・プラチナで上品に表現する事で決まりました。
デザイナーの女の子もすごく素敵なパターンを何種類も提案してくれました。
〜 【プリティドット】編 その8へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その6
2008/06/11 16:20
そして12pのスクエアトレイ。
これには正方形のチョコレートが9枚並べられます。
有名ショコラティエのお店では、
手軽に食べられる正方形の薄いチョコレートがあって、
包み紙にその店名を入れて、ちょっとしたお土産にもなるような
セットが組まれています。
大きさはだいたい3.5p×3.5pといったところ。
包み紙もおしゃれだし、見た目にも楽しい。
これが整然と、ずらっと並んだら・・・
想像しただけでかわいらしさにくらくらしてしまいます。
もともと甘いものが好きだったので、
なんだかその頃はデパ地下でケーキ買って帰って、
それを夕食代わりにするという不健康極まりない生活をして当然太りました。
でも楽しいのですよ。
もう太ってもいいや、みたいな心境です。
その頃に書いていたノートを見ると、
チョコレート並べてオセロが出来る、とか、
スティッククッキーでジェンガをするとか、
意味不明な事がたくさん書いてあります笑。
〜 【プリティドット】編 その7へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その5
2008/06/10 12:57
最近のスイーツはとにかくおしゃれ。
アクセサリーみたいな華やかさや、
モダンな雰囲気を持っています。
それならそのスイーツ達がアクセサリーの
トレイに飾られるような感覚のお皿の形状にしたらどうだろう?
トレイにアクセサリーが並ぶように盛り付けてあったら、素敵なのになあ?
それで出来たのが21.5pトレイです。
このサイズだと奥行き1.5〜2.5cm、横幅12cm〜15cmの
スティックタイプのケーキも綺麗に収まるし、
最近の小ぶりなパウンドケーキ(6.5cm×14.5cm)も切らずに収まります。
チョコレートトリュフも品良くポンポンと3つ並べるとより贅沢に見えます。
マカロンも大体直径が4cm〜5p前後。
色も綺麗で、並べると本当に宝石を置いたように見えてきます。
手作りのお菓子にしても、ケーキやクッキーの型一つ一つが小さくなっていて、
これはいい!と自画自賛。
〜 【プリティドット】編 その6へつづく 〜
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夏休み体験絵付け教室 ご予約開始!
2008/06/09 11:00
毎年恒例の「夏休み体験絵付教室」のご案内です。
陶磁器用のクレヨンを使って転写紙に自由に描きます。これをマグカップやお皿に貼り
付けて焼くと、世界にひとつだけのオリジナル食器ができあがります。
素地はすべて高級磁器のボーンチャイナ。高温で焼き付けますので、通常の使い方で絵
柄がはがれ落ちることはありません。電子レンジもOKです。夏休みの自由課題などに
もおすすめです♪
【教室開催日】
2008年7月25日(金) ●1回目10:30〜 ●2回目14:30〜
2008年8月5日 (火) ●1回目10:30〜 ●2回目14:30〜
2008年8月22日(金) ●1回目10:30〜 ●2回目14:30〜
(※計6回の教室開催です)
【教室場所】
鳴海製陶本社 工場直営店「ブリックス(鳴海店)」店内 地図はコチラ≫
【選べるコース】
<マグカップコース> <お皿コース> いずれかをお選びください。
※素地の用意をいたしますため、ご予約の際にご希望のコースをお伝えください。
【費用】
1,575円 ※代金は教室開催日にお支払いください。
(費用に含まれるもの:マグカップ1個またはお皿1枚・材料費・焼成費・消費税)
【お申込方法】
「ナルミ陶芸サロン」または「ブリックス(鳴海店)」にお電話にて
ご予約ください。
ナルミ陶芸サロンTEL :052-896-2271
ブリックス(鳴海店)TEL:052-896-2224
【作品配送について】
作品は弊社にて焼成し、後日(約2週間後)お渡しいたします。
焼きあがりましたらお電話にてご連絡させていただきます。
ご都合の良い日にお受け取りください。
直送をご希望される場合は、別途送料(735円)にて承ります。
【その他】
この教室は、鳴海製陶本社(名古屋市緑区鳴海町伝治山3番地)にて
行われる教室です。
「教室に興味はあるけれど、遠くてちょっと・・・」という遠方の方には、
「出張陶芸教室」もございますので、一度陶芸サロンまでご相談ください。
【お問い合わせ】
ナルミ陶芸サロンTEL :052-896-2271
開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その4
2008/06/04 14:18
時間との勝負。
ダレてきてしまう前に食べないと。
いやいや、計らないと。
ダレても勿体無いからちゃんと食べないと、
などと葛藤しながら手早く測量。
うーん。
小さい・・・物足りないけど、これくらいの方が丁度いいのかも。
でも意外に高さはあるんだなぁ。
しかしどこのケーキも色が派手だなぁ。
昔みたいに味が見た目にわかりやすい、いちごとか洋ナシとかが上にドン!
と盛り付けられておらず、一見どんな味だかわからないけれど、
とにかく綺麗。
形もサイコロみたいな立方体やら円錐形・直方体だの、
とにかく三角ではない。
感心しながら
「なんでこんなに形があるのに、
ケーキ皿自体は相変わらず丸いし、21cmなんだろう?」と
食器メーカーのくせに、21cmの丸皿を見て納得いかない気分になりました。
それなら今のケーキが一番可愛く、綺麗に見えるお皿にしよう。
ケーキ皿=21cm丸型というのをやめよう、と考え始めたのが ドット です。
〜 【プリティドット】編 その5へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その3
2008/05/21 16:20
スイーツをいただくには、どんな大きさ・形がいいのか?
それにはまず、大きさを実際に測るのが一番です。
「実際に測らないと出来ない」と言い張り、
サダハル・アオキのショップへ行き(個人的に好きだったのもあります)数種類を購入。
ショコラとかも必要だな、と思い、今度はジャンポール・エヴァンへ。
これも仕事だし仕方ない、と言い訳しつつ、甘いもの巡りの旅へ。
あぁマカロンとかも必要。
それならやっぱピエール・エルメだな、とか、
最近はパウンドケーキやロールケーキも捨てがたいなとか、
オブジェのようなケーキなら、やはりグラマシーNYもはずせないし、
とか言いながらとにかく見て回り、
最近のケーキのトレンドや形・大きさと味を調査。
こんなにわくわくした仕事は初めてかも、
というくらいのハイテンションで会社に戻り、スイーツを測りまくりました。
〜 【プリティドット】編 その4へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その2
2008/05/09 15:10
ケーキやチョコレートの業界が、
ここ数年劇的な変化をしているのはご存知の通りです。
日本国内でもパティシエと言われる方々が今までのケーキとは違い、
「美味しそう」を超えて
「綺麗」で独創的な形のケーキをたくさん作っています。
今では三角形の形のケーキの方が珍しいかもしれません。
呼び方もお菓子ではなくスイ−ツ。
種類もすごく増えて、
数年前まではなかなか手に入らなかったマカロンも今や定番。
チョコレートも1個数百円もする物が「ショコラ」などと呼び名も変わり、
完全に大人の嗜好品です。
とにかくモダンで、綺麗で、かわいくて、
食べるのが勿体無い(といっても食べますが・・・笑)
が、しかーし、
折角の芸術的スイ−ツを自宅で楽しもうと思って、
わくわくしながら持ち帰っても家でその芸術品を載せる器がありません・・・
丸い普通の皿は似合わない気がします。
こんな素敵なスイーツなのに、しかもお値段もそれなりです。
花柄は似合わないので、妥協もしたくない。
丸形の食器では、お皿の余白が多すぎます。
最近のケーキは小ぶりで、たくさん食べるのではなく、
程よく品の良い大きさだし、なんだか違う・・・という違和感が
ドットのシリーズを考えるきっかけだったのです。
〜 【プリティドット】編 その3へつづく 〜
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開発こぼれ話し【プリティ・ドット】編 その1
2008/05/07 13:15
eブログでは、商品開発から誕生にいたるまでの
デザイナーによる裏話なども紹介していければと思っています。
普段なかなか耳にすることができない貴重なお話ですよ♪
第1弾は、2008年春に新発売された「Sweets&Drinks」の世界を
可愛らしく演出してくれる【プリティ・ドット】シリーズです。
3年前の9月に仕事でパリに行った時に、
街中をとにかく歩き回り、沢山の雑貨ショップや百貨店を見てまわっていた私。
マドレーヌ広場を通ると、
そこにはFAUCHONの本店が。
少ないお小遣いでは、
中に入ってお茶などできません。
気分だけでも味わおうとショップの中へ。
そしてそこで、人生初めてケーキを見て
感動するという体験をしたのです。
ショーケースに並んだケーキの、それはもう色とりどりな事。
今まで自分が見てきたケーキとは全く違う色彩感覚や、形にびっくり。
美味しそう、というのとも全く違い、とにかく綺麗。
派手なピンクと白のゼブラ模様のエクレアや
長方形のながーい形のもの、フォークを刺したら確実に崩壊する
オブジェのようなケーキ達。
もう洋服の柄を見ているような世界で「これを近くで見たい!!」と思い、
その派手なエクレアを1つ買って、お行儀悪いのですが、
外に出てその場で包みを広げました。
うわあ〜なんて素敵!
ショップのウインドウの前で、その派手なエクレアに見とれていると、
お店の中から「早く食べなさい」と笑っている店員さん。
で、食べると当然美味しいのですが、味の印象よりも、
その形と色の美しさが今でも心に残っています。
〜 【プリティドット】編 その2へつづく 〜
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